これまでの実績

映画24区ローカルでは全国の自治体や企業に対して、映画を地域社会の活性化や課題解決に活用する提案を行っています。このページでは、これまで各地域で行ってきたプロジェクトの一部を抜粋してご紹介します。ご関心を持たれた自治体や企業関係者の方々、お気軽にご相談ください。

移住・定住促進

俳優や脚本家に対して、地域の仕事に携わりながら創作活動を継続していくライフスタイルを提案しています。最近では、地域での職業体験や地元の方と交流できる機会を設けることで移住後の仕事や生活がイメージできるような企画・提案を実施しています。

半農×半映画[山形県鶴岡市]

農業をしながら演技・シナリオを学び、映画づくりにも参加する。
俳優や脚本家のライフスタイルの概念を変える移住・定住促進プロジェクト

映画界で活躍が期待される俳優や脚本家を対象に、地域での仕事に携わりながら自身の創作活動や訓練を継続していくライフワークを体験してもらう合宿形式のワークショップを企画。合宿中には地元の農作業の手伝いや若手農家の方との交流も行いました。学びの成果の発表の場として冨樫森監督総合監修のもと、短編オムニバス映画『雪どけ』『海鳴り』『雪あかり』の製作を実施しました。

場所:山形県鶴岡市 / 実施:2013年~
企画・製作・運営:映画24区、庄内映画村、鶴岡市(定住自立圏等推進調査事業) / 特別協力:東北芸術工科大学 映像学科

映画・映像制作

地域で受け継がれてきた民話や実在する人々やまちの魅力をプロの映画人たちが世界に1つしかないオリジナル脚本として仕上げます。また、住民の方々にも俳優として出演してもらったりと、まち全体で楽しく1本の映画をつくりあげることが映画24区ローカルが最も得意とする映画づくりのスタイルです。

庄内キネマ[山形県鶴岡市]

俳優・脚本も地域から育てる地元素材の映画づくり

地元の企業と映画24区が組んで『山形の物語を世界に』をテーマにした映画製作団体『庄内キネマ製作委員会』を立ち上げました。初年度は映画界を代表する監督、脚本家を東京から招き、地元市民を対象にしたワークショップ(レッスン)を開催。そして2012年~2014年にかけて『夏がはじまる(監督:冨樫森)』、『乙女のレシピ(監督:三原光尋)』、『くらげとあの娘(監督:宮田宗吉)』等、地元主導による映画を3本製作。ワークショップで演技や脚本を学んだ市民も作品に参加、映画も全国20館に拡大上映するなど、「映画」を核とした活気あふれるまちづくりを展開しました。

場所:山形県鶴岡市 / 実施:2012年~2014年
企画・製作・運営:映画24区 共同企画:庄内映画村、まちづくり鶴岡

シネマカレッジ京都[京都府京都市]

京都発!プロの映画人を育成する学校と映画づくり

映画24区が、京都を基盤に映画の製作・配給を行うシマフィルムとともに、京都発の映画人(俳優・脚本家)を発掘・育成するプロジェクト。初年度となる2012年は、京都出身で新人俳優の育成に定評のある谷口正晃監督を講師に迎え、「映画発祥の地」として由緒のある元・立誠小学校や、シマフィルム製作『堀川中立売』の舞台となった町家スタジオにおいて、映画撮影の実践現場に近いワークショップを実施。ワークショップ終了後は、参加俳優からキャスティングを行い、元・立誠小学校を舞台にした映画『父のこころ』(監督:谷口正晃)を製作しました。またワークショップと並行して、脚本公募、上映会やトークショーといった、様々なイベントを開催しました。

場所:京都府京都市 実施:2012年~
共同企画・運営:シマフィルム 、映画24区、京都市
http://cinemacollege-kyoto.com/

セミナー・講演会

映画24区ローカルから派遣するプロデューサーや映画監督によるセミナー・講演会を開催。地域住民の方に、地域で活きるための映画ビジネスや映画づくりの仕組み等を知っていただく機会を提供します。

地域プロデューサー養成講座[東京都渋谷区]

地域社会で「映画」を活用できる人材を育成する

日本全国多くの地域が頭を抱えている人口減少。映画24区ローカルでは映画人にとっても、地域住民にとっても魅力ある映画のまちを1つ1つ作っていくことでこの問題の解消に取り組みたいと考えています。そのためには映画ビジネスのスキルを持って地域で動けるプロデューサーが必要です。本講座では映画ビジネスのノウハウは勿論のこと、映画24区ローカルがこれまでに各地域で実践・検証してきた映画プロジェクトのケーススタディを学んでいただくカリキュラムを実施。講座を修了した方には、実際に全国の各地域へ移住して、映画のまちづくりを手掛ける「映画24区ローカルプロジェクト」に参加いただく機会も提供しています。

場所:東京都渋谷区 / 実施:2015年~

ワークショップ企画・運営

俳優や脚本家のプロ育成から、まちのシニア世代や子どもたちを対象にした映画づくり講座や基礎的な演技・脚本のワークショップの企画・運営をご提案します。「映画」をきっかけとしたコミュニティづくり、そして地域住民中心の映画づくりに向けての第一歩となります。

50歳からはじめる俳優体験[神奈川県川崎市]

シニア世代に新たな楽しみを!仲間と演じることで人生をより豊かに

日本で唯一の映画の単科大学である日本映画大学と共同で行う、50歳以上の男女を対象にした演技レッスンや俳優体験を通じた学びの場です。総合監修に日本映画大学教授の天願大介氏を迎え、演技の経験に関係なく多種多様なシニア世代が集いレッスンを行い、成果の発表の場として、舞台発表会の実施も継続しています。

場所:神奈川県麻生区 / 実施:2013年~
共同企画・運営:映画24区、日本映画大学

修学旅行で映画づくり体験ワークショップ[宮城県南三陸町]

3.11東北大震災で被害を受けた宮城県南三陸町にある
伊里前小学校の6年生23名による「絆」の映画づくり

南三陸町伊里前小学校6年生が、修学旅行として映画作りを実施。映画24区が運営を行いました。撮影の指揮をとるのは山形県鶴岡市出身の冨樫森監督(「非・バランス」「あの空をおぼえてる」)。撮影には庄内映画村オープンセットを使用。映画製作における全工程(脚本・撮影・編集・上映)を全て子供たち自らの手で行い、「絆-きずな-」をテーマにした作品を創りました。

場所:山形県鶴岡市 実施:2011年 / 製作:伊里前小学校映画製作プロジェクト実行委員会
共同企画・運営:庄内映画村、映画24区 監督:冨樫森(「おしん」「あの空をおぼえてる」)

夏休みの子役俳優ワークショップ[東京都世田谷区]

世田谷区にある旧小学校校舎を舞台に子どもたちと映画撮影

映画24区では、夏休みにIID 世田谷ものづくり学校と共同で「映画24区子役俳優ワークショップ」を企画・開催しました。全3日間の内、1,2日目はスタジオで演技のレッスン、3日目には世田谷区にある学校校舎に移動して短編映画の撮影というカリキュラム。台本を読んだりお芝居をするのが初めてという参加者が多かったのですが、冨樫森監督の真剣な演出でみるみるうちに上達!子どもたちにとって実際の映画づくりの現場を体験できる貴重な夏休みとなりました。撮影した短編映画『夏のわすれもの』は完成後に家族や友達を呼んで上映会を開催。DVDのプレゼントもついて大満足な1日となりました。

場所:東京都世田谷区 実施:2012年 監督:冨樫森(「おしん」「あの空をおぼえてる」)
脚本:出澤暁 企画:映画24区 / 運営協力:IID 世田谷ものづくり学校、池尻ロマンス座、世田谷サービス公社

映画上映

映画24区ローカルの上映ノウハウや配給ネットワークを駆使して、映画館やホールなどでの上映会を企画し、イベントを成功に導きます。また全国や海外の方々にみていただく機会も提供します。

映画『女たちの都~ワッゲンオッゲン~
[熊本県天草市]

映画24区ローカルの配給ネットワークを駆使して、
全国20箇所以上の映画館・ホールで上映

熊本県天草市で製作された、大竹しのぶが主演した地域映画『女たちの都~ワッゲンオッゲン~』を、映画24区ローカルの上映ノウハウや配給ネットワークを駆使して、全国の映画館や公民館などのホールでの上映を行いました。地元・天草市をはじめとした熊本県内では1万人を超える動員を記録するなど、全国20箇所以上で上映がなされ、全国に向けて、熊本県天草市の魅力を「映画」を通じて届けることができました。現在でも、全国各地で上映会が行われています。

場所:熊本県天草市ほか

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